再版歓迎。 | 勝手気まま。

再版歓迎。

著者: エーリヒ・ケストナー, イェラ・レープマン, ヴァルター・トリアー, 池田 香代子
タイトル: 動物会議

 

むかし失くした絵本。母の本ですでに絶版だったとかで、ものすっごい叱られたのをいまだに覚えている。

身体が弱ると、むかしの、すごく嫌だったけれど言えなかったことや、叱られてへこんだこと、というのを良く思い出す。楽しいことを思い出せばいいのに、ネクラだな自分。むー。でも、弱ってる信号なんだ、きっと。こうでもしないと「無理と無茶が存在価値」だと思ってたりするから、限度超えすぎるし。心から弱らせて大人しくさせようという作戦なのかも(誰の)

 

エスキモーという言葉も、くろんぼ、という言葉も、差別用語としてではなくて、ただただ、そういうひとたちがいますよとまっすぐな意味で知ったのは、この絵本と「ちびくろサンボ」のおかげだと思う。世界中にはいろんなひとたちがいて、みんなおなじこどもという時代を経て、おとなになるんだ、っていうこと。

 

普段それほど仲が良くも悪くも無い母だけれど、寺山修司とケストナに出逢わえたのは母のおかげ。最近は何故か寺山もケストナも再版がかかりまくっていて、ありがたい。今のうちに買っておかなくちゃ。