生活内のアート。 | 勝手気まま。

生活内のアート。

先月末は、二度目のアーキラボ展(森美術館)へ。

年末に友人と行ってきたのだけれど、時期も時期、ヒトが多くて、目が悪い自分には人ごみの上から展示や模型、ビデオを見るだけでぐったりで、早々にあきらめモードに。そんなわけで二月末に早速今度は別な友人と、もう一度お出かけ。

ちっちゃな模型の数々。面白い試みの建築をいくつも試行錯誤しているビデオ。もともとメカっぽいものだとか、模型のジャンルが好きな自分にはたまらなく愛しくて、その複雑なつくりに感嘆しては、うきうきと観覧。なかにはしっかりメモしながら見て回っているヒトも多く、建築系のヒトかなあと思いながら、そんな人間観察もまた楽しかったり。

なかでも自分が一番興味を惹かれたのは、実際に建築されている建物の模型。印がついていてどれがそうかはすぐわかるようになっているのだけれど、実現したものとしないもの、それぞれを比べたり、実現したものの様子を写真やビデオで見るのは、なんだかものすごく圧倒的で、ちょっと感動。近代クラスのところで見たヴィトンのビルなんて、実際にヒルズを抜け出ると目の前に実物があるわけで、つい先刻見た模型と頭の中で比べては、ひとり感心。

芸術、って考えると難しい気がするけれど、『アート』っていうのはホント範囲が広くて、自分は建築の専門的なことは何一つわからないけれど、こうやって楽しい発見をいくつも出来るのはうれしい。今回の展示、個人的にはとっても面白くて、出来ればもう一度今月行けるといいんだけどなあ。やっぱり建物というのは【衣食住】の【住】なわけだし、身近なモノだから? 身近に転がってる『アート』をたくさん探してゆけば、生活はがきっと充実するんだろうなあ。幸せさがしみたい。ポリアンナ!

美術館や博物館は、ちょっと足を伸ばすのも気合が必要で、ちょっと大きなところに行こうとするとそれ以外何も無かったりするけれど、ヒルズは買い物やお茶も楽しめるし、個人的にかなり森美術館は大好き。来月のアジアン展示も今から気になるので予定に入れるつもり。あんまりオシャレ生活には縁の無い自分だけれど、こういう楽しみっていいなあ。やっぱり『空間(スペース)』って、人間にとってとってもとっても重要視されるし、心に与える影響も大きいのかも。人間誰しも、「(何処かに)帰りたい」願望が強い気がするし、これからも自分のかえる場所を探して、うろうろできればいいんだけど。基本がインドアなんで、なるべく一人でお出かけ、という時間を増やしていきたいところ。来月の目標は、まず森美術館の新展示かな……。